シティバンク外貨キャッシュカードは、シティバンクの米ドル普通預金口座から、ATMより米ドル建てで現金を引き出せるサービスである。必要な手数料は、シティバンクが一律2米ドル、ATM設置店が0~3米ドル程度必要である。また、引き出せる上限は、1日あたり1,000米ドルまで(ただし、ATMによって、1回あたり300~500米ドル程度の上限が設けられている)である。この上限額は上げることも可能なようだが、私の場合、1日で1,000米ドルも引き下ろす事はまずないと思いつつ、現実的にそのくらいの上限がないと不便だという点を考慮して、初期設定から変更しないことに決めた。
シティバンク銀行・神戸支店に行く前に、次の3点を持参した。
- シティバンク銀行・キャッシュカード
- 銀行への届出印
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 外貨普通預金は外貨建てでみると元本割れはないが、日本円建てでみると金額が変動する(為替変動リスク)がある点
- 日本円と外貨を両替する場合、両替手数料として、原則1通貨単位あたり片道1円、往復2円必要になる点
- シティバンク外貨キャッシュカードは、米国(アメリカ)のATMから現金を引き出すことができ、その際は2米ドルの手数料、0~3米ドルのATM設置業者の手数料が必要になる点
- 外貨普通預金に関する経験・知識があるかという点
- 外貨建てでの元本割れはないが、円建てでみると元本割れする可能性がある点
- 日本円と外貨の両替には手数料(片道1円、往復2円)が必要である点
- 外貨預金は預金保険(1,000万円とその利息)の対象外である点
- 外貨普通預金の預け入れの目的の点
- 為替変動リスクを伴うため、外貨で使用する目的がある場合を除き、生活資金を外貨で運用することは望ましくない点
- 反社会的勢力ではないという点
私の場合、サインと印鑑の両方を届出している。今回の手続きでは、私のサインが適切に照合されたため、銀行への届出印、本人確認書類は不要であった。ただし、サインの照合が微妙である場合、それらが必要になるらしい。私もサインをする前に、「届出しているサインで記入して下さい」と言われた。最近、クレジットカードのサインをする機会が減っているせいか、自分のサインをすることが減っている。そのため、きちんとサインの練習をしておかないとだめだと思った。
申し込み書類を提出してから、しばらく待っていると、4桁の暗証番号を入力するように言われた。この暗証番号は、キャッシュカードと同じでもよいし、別の番号でも良いそうだ。従って、シティバンク銀行には、暗証番号が3つ存在する。すなわち、電話取引暗証番号、キャッシュカード暗証番号、外貨キャッシュカード暗証番号である。
外貨キャッシュカードを発行してもらってから、カードの磁気チェックと、暗証番号の認証チェックをしてもらえた。これで、米国に行ったとき、米ドル建ての預金口座から現金を引き出せるようになった。