2月にシンガポールに出かけようと思い立ち、航空券、ホテルの確保は済ませた。あとは、現地通貨・シンガポールドル(以下、星ドル)を入手する必要がある。最近の星ドル/日本円のASKレートを、週足、日足、15分足で示す。
週足チャートをみると、ここ最近(2012年12月)の星ドルは、日本円に対して高値圏にあるようだ。久しく60円台が続いていたにもかかわらず、渡航予定の2013年2月には、70円台も視野にいれなければならない。日足チャートをみると、2012年の夏に一目均衡表の雲を価格が抜けてから、ずっと価格が雲の上にある。また、2012年の秋頃に怪しい場所はあったものの、基本的に転換線・基準線が交わることもない、完全な星ドル高・円安相場が続いている。
短期的な値動きを見るために、15分足チャートをみると、ここ数日の値動きを見ても、上下に振ることはあっても、基本的に星ドル高・円安相場を維持している。星ドルは、通貨バスケット制を採用しているため、メジャー通貨と対円相場の値動きが重要であるはずだ。すなわち、最近の値動きは、いわゆる、アベノミクス(アベ・トレード)と呼ばれる、円売りが影響している。
日本円を星ドルに両替する場合、その手数料の点で、シンガポール国内で両替する方がよいのは明白である。しかし、たちまち必要な現金を国内で両替した場合であっても、円安方向に振れれてくれれば(おそらく振れる可能性が高い)、その手数料の差は帳消しされる。
以上のことを加味して、先日、神戸に出かけたついでに、三菱東京UFJ銀行・三宮支店にある外貨両替所(16時まで営業していた)にて、100星ドル分の両替を行った。両替レートは、1星ドル=75.17円であった。おそらく、手数料として6~7%ほど上乗せされているのではないかと予想する。