急きょ、海外に、重要かつ急ぎの書類を送らなければならない可能性がでてきた。エアメールを使えば、片道で1週間、往復で2週間ほどかかる。送り先での作業に2-3日はかかることを踏まえると、全体で3週間弱の時間がかかる計算になる。残念ながら、そんなに待つことはできない。
そこで、EMS(国際スピード郵便)を使うことにした。EMSを使えば、片道を3日で送ることができるため、1週間ほどで完了できる。郵便局に行き、EMSの書類用ラベル(書類用と荷物用がある)をもらった。ついでに、書類用EMSを入れることができる専用の封筒を、無料でもらうことができた。
相手先からこちらへ返信する際は、当然、日本の切手を貼った封筒を同封してもムダである。その場合、IRCと呼ばれる世界共通の切手(正確には相手先の郵便局で切手と交換できることを保証する券)を同封すればよい。とりあえず、IRCの代わりとして、20米ドル紙幣を用意した。米ドル紙幣は、グリーンスタンプとして、IRCの代わりに使われることがある。
念のために準備だけはしておいたが、結局、電子メールでなんとかなりそうになった。国際郵便を作る手間がなくなってホッとした一方、一度、EMSを送ってみたかったので、少し残念な気持ちになった。