情報通信白書2012で気になった部分のスクラップを掲載する。
従来の携帯電話とスマートホンの出荷台数を比較すると、スマートホンは全体の半数以上を占めている。私的には、スマートホンの割合がもっと大きいと思っていたが、55%程度とは少し意外だった。
スマートホンに搭載されているOS(オペレーティングシステム、基本ソフト)は、Androidが半数を占めている。Apple iPhone iOSのシェアが思ったよりも小さかった点、Androidのシェア拡大が予想以上に大きい点に驚いた。
携帯電話を販売するメーカーに関しては、NOKIAが半数近く占めていたところが、AppleとSamsungに綺麗に奪われた形になっている。国内では、NOKIA製の携帯電話はなじみがないが、海外では強いのは知っていた。しかし、その状況も、わずか数年で変わってしまうこの業界は、恐ろしいと思った。合わせて、日本勢が上位のチャートから消えてしまっている点は、ちょっと悲しいと思った。
一方、国内に目を向けると、OSのシェアとAppleが優位である点は海外と同じであるが、携帯電話を販売するメーカーのシェアに関しては、事情が少し違うようだ。私の身近な人が持っている携帯電話をみると、AppleかSamsungであるが、国内のシェアからいうと、国内勢のスマートホンを持っている人が多くてもよさそうだ。というのも、この2社のシェアがもっと大きいような気がしていたが、実際は違うということが意外だった。ちなみに、私は、NECのMEDIAS N06Cを愛用している。
通信事業者(通信オペレータ)のシェアをみると、相変わらずNTTドコモが強いことは変わっていないようだ。国内でWiMAXを提供しているUQは、全体の1-3%程度のシェアしかない。今後、このシェアが拡大すると、WiMAX回線の速度が落ちる可能性がありそうだ。また、国内では、スマートホンだけではなく、ガラケー(フィーチャーホン)も根強い人気があるようだ。正直、もっと、スマートホン割合が大きいように思っていたが、「スマートホンをみんな買っている」とか「ガラケーは古い、これからはスマートホンだ」というのは、必ずしも正確ではないということかもしれない。