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2013年5月 管理人

2011/09/13

アマチュア無線ショップに行き、某国際会議のバンケットに参加した

トランシーバは持ってきたが、アンテナを忘れるというケアレスミスを補完するために、トロントのアマチュア無線機器を取り扱ってるショップに行くことにした。下調べの段階では、地下鉄でDonwsview(ダウンズビュー)駅に行き、バスでYork(ヨーク)大学へ行けば、1ブロックほどの距離にあることを確認した。Bloor-Yonge駅に併設されているフードコートにあったSUBWAYにて、おすすめのサンドイッチとコーヒーを注文した。それから、地下鉄の入り口でうちの先生と合流し、ヨーク大学を目指して移動した。ヨーク大学はとても大きな大学で、学生寮の一部には一軒家があった。この大学と比較すると、うちの大学は犬小屋以下の大きさに思えた。ヨーク大学を抜け、SW通りに出てから1ブロックで到着する予定であった。しかし、郊外の1ブロックはあり得ないほどの距離で、最終的に、バスを降りてから1時間は歩いたと思う。アマチュア無線のショップが近づいてくると、空にアンテナが建っているのに気が付いた。また、店の前には、怪しげなモービルホイップアンテナを、複数取り付けた車が止まっていた。この光景は、どうやら万国共通のようだ。ショップに入ると、様々な無線機が並んでいた。

お店の人に声をかけられたので、VX-3を見せ、144/430 MHz対応のハンディアンテナを探していることを伝えた。はじめに接客してくれた人はあまり詳しくないようで、途中から別のお兄さんに変わった。ダイヤモンドアンテナやコメットを勧めてくれたが、どちらも日本でいくらでも買えるので、米国のMFJのアンテナを選択した。はじめに出されたアンテナはBNC接続だったので、BNC-SMA変換コネクタを尋ねた。すると、SMA接続タイプのアンテナを出してくれたので、45.20加ドル(約3,600円)をCITIカードで支払った。その後店内をみていると、電鍵を見つけたので、うちの先生に軽く振ってみると食いついてきた。うちの先生が値段交渉をしてくれ、結構勉強してくれるようなので、よく分からないまま、BY-1という電鍵を、137.30加ドル(約11,000円)で買った。また、米国版JARL誌とYAESUの帽子もおまけでくれた。

帰りは、Finch(フィンチ)駅行きのバスで終点まで行き、そこから地下鉄でダウンタウンで移動すればよいということを教えてもった。この周辺に用事があるときは、Finch駅まで移動してからバスを乗り継ぐのが正解のようだ。昼食はマクドナルドへ行き、ビックマック、ポテトS(日本換算M)、コーラS(日本換算L)を、7.67加ドル(約620円)で注文した。コーラは自分で機械から注ぐシステムであった。注文した品を待っているとき、うしろから黒人さんがやってきて、マイカップ(大ジョッキーよりひとまわり大きいサイズ)で飲んでもいいか確認していた。


Finch駅に到着してから、Bloor-Yonge駅に移動し、一度ホテルに戻ってシャワーを浴びた。国際会議の会場に戻るためにスーツに着替えていると、ルームクリーニングの人がやってきた。そこで、「I will go out 30 minute later, OK?」(30分ほどしたら出かけます)と言うと、先に別の部屋の掃除に行った。5分ほどで着替えを済ませ、ホテルのロビーにあったソファーで待機した。新しくトークン(コイン式の地下鉄の乗車券)で、1コインが3加ドル(約240円)、4コインが10加ドル(約800円)を1つ買った。まだ明日も地下鉄を利用する予定なので、4つほど買ってもよかったが、自販機が10ドル紙幣しか受け付けてくれないので、カナダドル硬貨を投入してバラ売りで買った。

会場に入りいくつかのセッションを聴講してから、バンケットの会場に移動するバスが到着するホテルのエントランスで待機した。ウェスティン・ハーバーホテルのエントランスにいると、お金はあるところにはあるのだということがよく分かった。バンケットの会場は、煉瓦造りの倉庫のような広いお店で開催された。今回の国際会議は、最初から最後まで圧倒されることが多く、すべてが映画の中の世界、夢の中の出来事のような気がしてならない。料理は各自に、西洋料理のフルコースが順番に提供され、その中で料理の種類を事前に選んでいくタイプであった。ドリンクは自由にバーテンのお姉さんに言って注文するタイプで、1杯目はビール、2杯目は肉料理に合わせて赤ワイン、3杯目はカナディアン・ウィスキーをロックで頼んだ。酒の種類も全く分からず、オロオロ状態であったので、隣の独人の方が色々とアドバイスをくれたので助かった。また、料理を出された後、どうすればいいか全く分からなかったので、これもまた隣の独人の師匠のまねをさせていただいた。

このような国際会議に、40%弱の採択率で私の論文が採択されるところからはじまり、すべてのことがとてもよい勉強になった。無線通信の研究に関しては、それなりに研究の品質をあげることに専念し、それなりに努力もしてきたと自負している。そのような自分は、どうやら、また次のステージ、もうひとつ上の世界に招待してもらえたようだ。これから先、自分がどこに行くのか分からなくなってきた。今回の反省点は、いくら研究の品質が良くても、知識があっても、英語をコミュニケーションの道具として高度に操ることができなければ、すべてが御破算になってしまうということを、身を持って改めてこの上なく実感した。今の英語力であれば、英語圏でそれなりに通用するものであると思う。これは、2年前の韓国移動の教訓から学んだものであった。しかし、まだまだ英語力、とくに実践的な英語力が全く足りていないようで、日本に帰ったら最優先で英語力を強化することを強く決意した。

バンケットの余興に、バイオリンの生演奏と何かしらのダンスがはじまった。はじめてみるダンスであったので、隣の独人の師匠に聞いてみると、カナダ版タンゴだと教えてくれた。食後のコーヒーがだされた後、ふと店の外を見るとバスが止まっていた。なんとなく、うちの先生に振ると、どうやらそのバスに乗ってホテルまで戻るのが正解のようだ。バンケットはまだまだ続いていたが、自己責任で判断しなければならないということだった。帰りにピザ屋に寄って、1ピースのピザを買った。店の兄ちゃんに、ここのピザはおいしいねと声を掛けると、うれしそうにしていた。また、ピザができるのを待っていたお姉さんに軽く、あいさつもした。日本独特のギスギスした感じが一切なく、これが世界基準、世界標準だということを知った。買ったピザは、結局、食べずに寝てしまったため、翌日の朝食になった。

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