※完全に無料ではありません
携帯電話に出ることができないことを想定して、留守番電話サービスの加入を検討すると思います。筆者が利用しているNTTドコモの場合、月額315円、留守番電話の内容を聞くために、30秒20円の通話料が発生します。ここで必要な留守番電話サービスを無料にできないか考えてみました。
以前、FUSION SMART PLUSと呼ばれる、050電話番号が付与されるIP電話サービスを利用していました。スマートホンから専用のアプリを使うことにより、通話料が安くすることができますが、料金の面でブラステル、知名度の面で050plusには負けていると思います。筆者の場合、FOMA料金プランの無料通話分で十分に音声通話はまかなえるうえに、自宅にはNTT西日本のひかり電話を引いているので、別段、使い道はなく放置していました。
最近になって、久しぶりにログインしてみると、留守番電話サービスなるものが追加されていました。要するに、FUSION SMART PLUSに加入すると、月額無料にて050番号が付与され、不在時には、他の電話番号への転送、または留守録したうえでメール添付で通知というサービスが利用できます。すなわち、FUSION SMART PLUSでは、これらのサービスを無料で利用できますが、NTTドコモでは、留守番電話サービスを利用するとき、月額315円ほど必要な上に、内容を確認するためにさらに通話料が発生します。
さて、具体的にやったことは、次の通りです。
まず、NTTドコモの電話番号宛に着信した通話を、転送でんわサービス(こちらは無料)を利用して、SMART PLUSの050番号に転送設定しました。ちなみに転送中の通話料に関しては、相手~携帯電話間は相手負担、携帯電話~SMART PLUS間は筆者負担です。従って、維持費は無料ですが、完全に無料にすることはできません。この点を考慮して、転送までの着信時間を30秒と長めに設定しました。次に、SMART PLUSに関しては、録音までの着信時間をゼロ(即時)に設定して、録音内容をメール添付で転送するようにしました。
試験的に筆者の携帯電話番号に電話をかけてみると、長めの呼び出しがあった後、NTTドコモの「この通話を転送します」というガイダンスが流れました。それから、SMART PLUSの「留守番メッセージ系」のガイダンスが流れ、メッセージの録音が開始されます。録音が終了すると、設定してあるメール宛てに、録音WAVファイルと通話があったという本文のメールが流れてきました。
これで、留守番電話の環境を構築することができました。