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2013年5月 管理人

2013/05/12

落合峠を越える県道44号線ルートを攻略した

天気が良い休日なので、以前から気になっていた落合峠を越えて、東祖谷山村を目指すことにしました。国道193号線を高松空港に向かい、そこから広域農道を経由して、国道438号線に接続しました。そこから、国道192号線を池田方面に向かい、本日のメイン道路である県道44号線に入りました。今回は県道44号線を、吉野川沿いの国道192号線から攻めてみたいと思います。

目的地の東祖谷山村は、右側を剣山、左側を京柱峠、上側を落合峠、下側を四国山脈で囲まれた地理にあります。今でこそ、高知自動車道、国道32号線が整備されていますが、ひとむかし前まで、どうやって生活をしていたのか不思議です。

参考程度に、以下に、ソフトバンク(上段)、NTTドコモ(下段)のサービスエリアを示します。道中、ソフトバンクはほとんどの場所、NTTドコモに関しても落合峠を挟んだ区間が通信可能エリア圏外でした。このルートで移動する場合は、緊急連絡の手段を用意しておく必要がありそうです。ちなみに、スラーヤ衛星電話は常時エリア圏内、アマチュア無線144MHz帯も電波は入感(RS55~59)していました。



県道44号線に入り、民家を抜けると、急なヘアピンカーブの繰り返しでのぼって行きます。また、2車線の区間は短く、すぐに1.5車線ほどの道路が続きます。他のウェブサイトを見ると、非舗装区間(砂利道路)があると書かれていましたが、すべての区間でアスファルトが敷かれていました。ただし、路面の状況が悪い場所が数カ所ありました。






渓流釣りの人が意外と多く、民家エリアを少し離れた場所であるにも関わらず、ソフトバンクはエリア圏外になってしまいました。「いなかでは、要するにドコモ」は健在なようで、久しぶりに通信エリア圏外表示を見ました。


第一チェックポイントになる深淵(ミブチ)エリアに向かう間、ついに、NTTドコモすらエリア圏外になってしまいました。ここから、第二チェックポイントである、落合峠までの間、不安な区間が続きます。休日だったためか、登山者の車とすれ違うことがありました。ちなみに、落合峠の駐車場は、ふもとからの電波が吹いているためか、時々、NTTドコモのアンテナが立つことがありました。






県道44号線の終点は、日本三大酷道のひとつである、国道439号線(ヨサク酷道)に接続しています。しかし、妙なもので、439号線にでた瞬間、妙に安心しました。ここから、国道32号線に向かうルートは3つあります。まず、京柱峠を越える国道439号線ルート、県道32号線を通って、県道45号線から大歩危に抜けるルート、県道32号線をひたすら池田方面に抜けるルートです。



京柱峠のルートは、ヨサク酷道のハイライトエリアなので、初心者の方にはおすすめできません。素直に、県道32号線のルートが良いと思います。変な話ですが、国道よりも県道の方が、道路の整備状況が良いです。やはり、県道32号線沿いに、かずら橋、祖谷温泉、祖谷渓温泉、奥祖谷温泉など、観光地が並んでいるためだと思います。

この周辺では、秘境と銘打っていますが、この県道が整備されたことにより、全然、秘境ではなくなっているように思います。落合峠、見ノ越峠、京柱峠からしか接続できなかった頃は、確かに秘境だと思います。正直なところ、観光地化されている以上、私的には興味のないエリアです。

さて、秘境温泉として有名な、ケーブルカーで降りていく、祖谷温泉に行くことにしました。県道32号線に向かって車を走らせると、この場所には不釣り合いなホテルがありました。





泉質も良く、秘境の雰囲気もあって良かったと思います。ちなみに、県道32号線は、1.5~2車線の区間が続いていますが、路面の状況はよく、途中に綺麗な公衆トイレも設置されていました。また、NTTドコモのエリア圏内なので、四国の山道をドライブする中級者にはおすすめかもしれません。ただし、こんな山道を大型バスが走っているため、離合するのは辛かったです。