まず、スマートホンユーザがインターネット接続を利用するためには、データパッケージを追加しなければなりません。従って、筆者が選択可能なプランは、必然的に次の3つに絞られます。
- $65 Smartphone Monthly Plan with Data
- $50 Monthly Unlimited Plan
- $25 Monthly Plan
$65、$50、$25の各プランの違いは、米国内の無料通話にあります。すなわち、$25のプランは、250分の無料通話しか含まれていません。ただし、筆者の場合、米国内の電話に電話をかけることはまずないので、250分の無料通話で十分だと考えます。そこで、$25のプランにデータパッケージを追加しようと考えました。
データパッケージの種類は、次の3種類があります。
- 1GByte / $25
- 200MByte / $15
- 50MByte / $5
ハワイ移動中に重要なことは、日本宛ての国際電話をどうするかです。筆者の通話用のフィーチャーホンは、NTTドコモ回線で契約をしています。ハワイ滞在中は緊急連絡用に国際ローミングを利用して、現地に持って行く予定です。国際ローミング中のNTTドコモの携帯電話から電話を発信させる場合、次の通話料金が発生します。
- 米 国:125円/分
- 日 本:140円/分
- その他:265円/分
- 着信料:175円/分
非常事態の場合(または、お金に糸目をつけなくてもよいとき)を除いて、高額な通話料金を負担するのはつらいところです。
一方、公衆電話、固定電話から発信することができれば、国際プリペイド電話サービス・ブラステルを使えば、格安に電話をかけることができます。実際、2011年夏のカナダ移動のときは、かなりお世話になりました。
- 日本(固定電話):18円/分
- 日本(携帯電話):28円/分
ただし、$25のプランに International Long Distance Package を$10で追加すれば、特定の国際電話が250分間、使い放題になります。筆者の利用環境に当てはめてみると、日本の固定電話宛ての通話が使い放題の対象になっています。このパッケージを完全に使い切れば、1分あたり4セント(=約4円)で電話がかけられます。
以上の事を踏まえて、筆者は次のプランに決定しました。
- $25 Monthly Plan
- $15 200MByte Data Package
- $10 International Long Distance Package
合計すると、$50(=約4,850円)を支払うことにより、米国内の無料通話(250分)、日本の固定電話宛ての無料通話(250分)、スマートホンのデータ通信(200MByte)が1ヵ月の間利用できます。
プリペイドSIMカードをeBayで落札した際に、約800円ほど使っているので、全てを合せて5,500円も使用しました。完全に自己満足の世界かもしれませんが、素直に、国際ローミングをしつつ、スマートホンのデータ通信はあきらめ、無料のWiFiを探すことが正解だと感じました。