通 貨
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TTS
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TTB
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スプレッド
[PIPS]
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片道スプ
[PIPS]
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米ドル
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1.2360
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1.2130
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230
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115
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日本円
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1.4110
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1.3735
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375
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188
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端的に述べると、TTBレートでシンガポールドルを我々は購入、片道スプレッドが外貨両替に必要な手数料である。ただし、PIPSによる表示は、1万円相当を両替するのに必要な手数料と考えればよい。
シンガポールドルのようなマイナー通貨を両替する場合、米ドルから両替する方が手数料が小さいことは言うまでもないが、日本円から両替をしてもさほど差がないことが分かる。検索サイトで引っかかるウェブサイトのいずれにも、日本円から両替することが推奨されているが、実際、日本円の現金を持って行き、現地でシンガポールドルへ両替するのが正解だと思う。
筆者の場合、FXなどを通じて、米ドルに関しては、手数料30PIPSほどで両替を済ませている。そのため、両替済みの米ドルからシンガポールドルへ両替した場合であっても、手数料の観点から明らかに損をすることはない。すなわち、日本円→シンガポールドルの場合は188PIPS、日本円→米ドル→シンガポールドルの場合は145PIPSである。
一般: 200PIPS 115PIPS
(日本円) <-> (米ドル) <-> (シンガポールドル)
筆者: 30PIPS 115PIPS
筆者の場合、日本円から両替しても、米ドルから両替しても二重に手数料を支払うことに起因する損は小さい。従って、単純に、日本円または米ドルのいずれかのレートが良い方を選べばよい。前回、2011年の夏にシンガポールに行ったときのレートと比較してみる。
前回
(2011年)
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今回
(2013年)
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前回比
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米ドル
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1.1780 |
1.2130
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2.97% |
日本円
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1.5580 |
1.3735
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-11.84% |
自称FXトレーダーの立場から言うと、最近の外為の状況は円安・ドル高である。安倍新政権による金融緩和政策が評価され、参議院選挙までに経済の立て直しの結果が求められる中、円は売られる傾向にあるため円安になりやすい。一方、米国の財政の崖問題に区切りがつき、米ドルが買われやすい傾向にあるためドル高になりやすい。ユーロと絡めてみても、2013年に入ってから、米ドルが買い戻されていることが分かる。
さて、シンガポールドルに関しては、2.97%のシンガポールドル安・米ドル高、11.84%のシンがポールドル高・日本円安である。従って、筆者の場合は、米ドルから両替するのがお得なようだ。