東芝の保温器を買ったので、早速、自家製の納豆を作りました。元になる大豆は、大学の近所にあるJA(農協)の産直市で購入した、地元・香川県産の大豆を使用しました。
まず、大豆を水洗いして、一晩ほど水に漬けました。
翌日の夕食の準備をしている傍ら、ティファールの片手鍋に大豆を入れて1時間ほど煮ました。その横で、やかんに満タンのお湯を沸かしました。このお湯は、熱湯消毒に使用します。発酵食品を作るときは、しつこいくらい念には念を入れた熱湯消毒が必須です。
保温器に付属していたプラスチック製の容器、スプーンを熱湯消毒しました。そして、ゆめタウンで買ってきた、4パック98円の納豆を消毒済みのスプーンでかき混ぜた後、その納豆パックにお湯をかけました。通常の雑菌類は熱湯をかけてやれば死滅してしまいますが、納豆菌は熱湯をかけたくらいではびくともしません。むしろ、ヒートショックを起こして、元気になるほどらしいです。
水煮を済ませた大豆は、熱湯消毒をした金属ざるに取り出し、消毒済みのプラスチック製容器に移し替えました。そこに、熱湯をかけた市販納豆を軽くお湯きりしたものをかけました。それから、45度、24時間のタイマーにセットした保温器で納豆菌を培養させます。
プラスチック製の容器にはふたは閉めませんが、保温器のフタとの間には、キッチンペーパーを挟む方が良さそうです。その理由は、水蒸気が結構たれてきて、納豆にしずくが垂れることを防ぐためです。細かいことを気にしない大雑把な筆者は、様子を見ながら、適当にそのしずくを拭き取る程度で済ませています。
写真に写っている大豆は2種類あり、白く大きな豆は香川県産の大豆、黒い豆は市販の納豆です。今回は乾燥時200gの大豆に対し、市販の納豆30g(タカノフーズ・おかめ納豆・極小粒4)を混ぜました。納豆は冷凍保存しておき、必要な時に解凍して種にしています。
適当などんぶり鉢に移して、かき混ぜてみました。きちんとした保温器で納豆菌を育てているので、糸の引き具合がかなり良いです。保温器を購入する前は、発砲スチロールとお湯を入れたペットボトルを使っていましたが、ここまでキレイに糸を引くことはありませんでした。
定番かもしれませんが、納豆に生卵を入れてみました。これに、炊きたてご飯、花がつお、しょう油があれば言うことなしです。
スーパーマーケットで納豆を買えば、40gパッケージ3個入り、120gで100円ほどになると思います。自家製納豆の場合、大豆の値段にもよりますが、市販納豆を買う方が安くなるように思います。しかし、自家製納豆作りはやめられないです。
大豆はそう簡単に腐るものではないので、1kg単位でも良いので、安く仕入れる手段を探したいと思います。現状、グラム100円なので、グラム50円以下になれば、コストパフォーマンスはかなり良くなるように思います。