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2013年5月 管理人

2012/03/31

[FX外貨両替]FXで外貨両替をしたあと

先述したことを総合的に判断して、自分はFXによる外貨両替をした方がお得だと思う人は、この後もぜひ読み進めて欲しい。結論からいうと、いくらFXで外貨両替をお得に安くできても、両替をしたあとどのように外貨を手に入れるかによって、結果的にほとんど安くならない。FXで外貨両替をお得にできるとうたっているウェブサイトでは、FXで外貨両替をしたあとのことを無視している場合があるため、本稿ではその部分を述べる。

FXで外貨両替をして実際に外貨を受け取るためには、外貨現金として直接受け取る、または外貨建の普通預金の口座に振り込んでもらう方法がある。外貨現金として直接受け取る方法は、私も愛用しているマネーパートナーズの成田空港での受け取りが現実的である。手数料などは先述した通りだ。簡単にいうと、1通貨単位(ドル、ユーロなど)あたり20PIPS(20銭、0.2%)の外貨両替手数料と、1回あたり500円の現金受取手数料が必要である。

一方、外貨建の普通預金の口座に振り込んでもらい、そこからキャッシュカードや窓口で外貨を引き出す方法がある。ここで注意したいのは、リフティングチャージである。すなわち、国内の外貨建の普通預金の口座に外貨を振り込んでもらうときは、着金に手数料(5,000円前後)が発生する。要するに、シティバンク銀行の個人名義の口座はリフティングチャージは発生しない。次に、外貨現金として受け取るために、外貨取り扱いの手数料が発生(1ドルあたり2円、1ユーロあたり3円前後)する。トラベラーズチェックを利用して出金すれば、手数料を抑えることができる(1ドル・ユーロあたり1円前後)。条件を満たしていれば(シティバンク銀行の場合、シティカード・ゴールドカードを保有)、手数料を無料にすることができるが、そのトラベラーズチェックを換金する際に手数料が発生する(1ドル・ユーロあたり1~2円前後、または1回・枚あたり数百円)。

法律の関係で海外の口座にFXの口座から直接送金することはできないが、一般の銀行を経由させると可能である。すなわち、リフティングチャージ(5,000円前後)、送金手数料(5,000円前後)を許容して海外の口座に送金して、海外の口座から手数料を抑えて現地通貨を引き出せば安くなる。シティバンク銀行では、個人の口座はリフティングチャージは不要、米ドルに関しては、米ドル普通預金の口を開設して、外貨キャッシュカードを利用して、ATM手数料2米ドル(約200円)および現地のATM設置業者への手数料(100円~500円)で、米ドルに関しては現金を引き出せる。従って、ちょこっと海外に遊びに行く程度の人は、手数料、手間の方が大きいと思う。

また、究極的には、米ドル現金を手数料無料で両替することができる。要するにセントラル短資では手数料無料でコンバージョン(外貨両替)ができる。そこから、三井住友銀行の外貨建普通預金に送金すれば、送金手数料無料、リフティングチャージは不要である。さらに、三井住友銀行の外貨建普通預金に約100万円の外貨預金があれば、外貨引き出しの手数料は無料である。いうまでもなく、100万円分の外貨預金はペイオフの対象外(1,000万円の元本保証のアレ)である。また、外貨預金として寝かせるのであれば、手数料、税制面の点で外貨建MMF(為替差益に対して非課税)を選択するのが妥当である。従って、相応の金額の外貨預金をしている人以外はメリットはないだろう。

以上をまとめると、結局、海外旅行で必要な外貨両替は、両替の金額にもよるが、手数料はあまり気にせず、最も便利な方法で両替するのがベストだと思う。あれこれやっても、よほどの額を両替しない限り、各両替の方法による違いはない。ただし、成田空港を利用するのであれば、FX会社のマネーパートナーズの外貨両替と現金受取を利用するのは意外といいと思う。事前に現金を用意しておきたければ、最寄りの銀行、大きな郵便局に行くか、三井住友銀行の外貨宅配サービスが手軽だろう。

クレジットカードをベースに、米ドル現金、日本円現金、現地通貨現金、おまもりで、国際キャッシュカードや米ドル建トラベラーズチェックを足せば十分である。たちまち現地通貨が必要であれば、クレジットカード付帯の国際キャッシングを利用するのが手軽である。ただし、キャッシングは借金であるため、利息が大きくなる前に繰上返済する方がよい(繰上返済をすれば、利息と手数料を加味しても、クレジットカード決済よりも安いことがある)。また、現地ATMにてトラブルが発生することがあることを念頭に、対応ができないと少しでも感じたら、下手に手を出さない方がいいと思う。よく分からないもの、自分の手には負えないものには、いくら安くなるといっても飛びつかない方が無難だと思う。