父が5月のゴールデンウィーク明けに体調を崩し、約1ヶ月の入院生活の末、6月18日に亡くなりました。5-7月は高松と松山の往復生活が続き、精神的にも肉体的にも限界を超える状況でした。私は長男・一人っ子であるため、全責任を一人で引き受けなければなりませんでした。突然の訃報にて、ご心配とご迷惑をおかけ致しました皆様には、この場をお借りしてお詫びと御礼を申し上げます。
さて、先日、無事に七七日の法要を終えることができ、ここ3ヶ月ばかり続いた非常事態も一段落つこうとしている。それまで頼りにしていた親戚まわりの50歳を余裕で過ぎた大人たちでさえ、現状を受け入れられずにその場で泣き崩れるか、呆然と立ち尽くすことしかできない状況の中、最年少の私の肩に全てがかかったのは辛かった。人はよく、「ある種の試練」という言葉で表現してくれたが、割とその表現は的を射ていると思う。父の勤務先の人たち、久しぶりに顔を合わせた親戚たちの態度が、通夜・告別式の前後で従来の子供扱いから一人前の大人を見る目と変わったことが分かった。
大人として認めてもらうためには、自分が主催する冠婚葬祭を適切に執り行うことができるか否かだと思う。すなわち、どのような状況であっても、年齢や性別に関わらず、この試練をきちんと乗り越えたとき、ようやく他の人から認められるものだと思う。一番頼りにしていた人がいなくなることで、これからは自分自信の判断が問われる中、その責任を適切に果たしていこうと思った。