とりあえず電源を入れてみたところ、BIOSの起動に成功しました。ただし、マザーボードの電池がなくなっているようなので、設定情報がめちゃくちゃになっていました。(->要・電池交換)
フロッピーディスクドライブ、光学ドライブは正常に動作しますが、ハードディスクドライブが完全に故障しているようです。パソコンが動かない理由は、ハードディスクに原因がありそうです。(->要・ハードディスクドライブ交換)
一体型パソコンなので、分解が非常に面倒くさいです。外側のケースを外して見たところ、パソコンの構造としては、上半分がブラウン管を表示するための装置、下半分がパソコン部分です。修理が必要な下半分に到達するためには、上半分をばらさなければならないようです。
上からのぞいて見ることができる場所には、ブラウン管を使っている関係上、感電に注意しなければならない関連の部品が並んでいます。下半分のパソコンエリアに到達するためには、ここをクリアしなければならないようです。下側からの分解を試みましたが、分解成功には至りませんでした。
中身がどうなっているか分からないので憶測だけで記事を書きます。Intel Celeron 500MHzということなので、メモリはSDRAM、Google検索したところ、ノートパソコン用の144ピンの可能性が高いです。チップセットは、Intel 815前後、440系の可能性があります。ソケット370、Intel 815が入っていれば、1GHz前後のCPUに乗せ換えるが可能かもしれません(ムリな可能性が高いです)。
メモリは最大でも512MByteまでは乗せられそうですが、マザーボードの制約上、実際はここまで増設することはできないと思います。もう少しメモリを乗せることができ、ドライバがそろえば、Windows XPのインストールにより、少しは使い勝手が向上すると思います。
修理が必要なハードディスクドライブは、確実に130GByte前後にある容量の壁を超えられないと思います。そのため、120GByte以下のハードディスクを用意しなければなりません。おそらく、IDE接続(ATA133、もしくはそれ以下)の接続だと思うので、在庫を探すのが大変かもしれません。
以上をまとめると、このパソコンを修理するためには、本体の下半分のパソコンエリアに到達して、ハードディスクドライブを交換しなければなりません。ただし、ディスプレイ一体型のメーカー製パソコンであるため、バラして元通りに戻せる自信はありません。やはり、汎用自作パソコンがメンテナンスをする場合は最強ですね。
ちなみに、こちらのウェブサイトによると、2人がかりで分解している様子が写真付きで掲載されていました。もしかしたら、上部分を触らなくても、下半分のパソコンエリアに到達できるかもしれませんね。